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日向 夏生

著者:日向 夏生
あるときはソフトウェア開発会社の社長。またあるときはカメラショップの店長。
コンピュータ大好き、写真大好きのおやじでございます。
カメラの機材ネタやワンコネタ、ついでに親ばかネタと節操なく書きつづります。

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前回の「使用機材について その1」では、まず一番気になるはずの画素数をどんなふうに考えたかを示しました。

今回は手ブレ補正に付いて書いてみようと思います。今日も長いです。長すぎますので時間のあるとき&頭がちゃんと働いているときに読んだ方がいいかもしれません。(笑


まず先に書いておきますが、わたしが一番最初に購入を決定したデジタル一眼レフは今わたしがメインで使用しているEOS 10Dではありません。
ペンタックスのK100Dと言うのが、最初に決定した機種です。これは現在息子が使用中。

と言うわけで、いきなりですが以下に写真を一枚示します。



*K100D
*SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
*F5.6
*1/15秒
*ISO-800
*300mm(450mm)

みごとなまでに手ブレしてますよね。
実はこれ、手ブレ補正をギンギンに効かせて撮影しているのですが、それでも手ブレしています。

ちょっと意外な感じがしませんか?

手ブレ補正付きと言われたら、手ブレはばっちり止めてくれるものだと思っている方が多いのではないでしょうか。
実はそんなことはないんです。

それでは、K100Dの仕様から手ブレ補正についての記述を抜き出してみましょう。

「手ブレ補正:撮像素子シフト方式、2段~3.5段分の補正効果あり。」

これを見て、「なるほど」と思えた人はもうこの先読まなくてけっこうです。別の方のブログへゴーですね。(笑

という冗談は置いておいて、まず分からないのが「段」と言う単位ではないでしょうか。

この段と言うのは、他の条件が変わらなければ、1段変わるごとに、シャッタースピードが倍になると頭に入れておいてください。
2段~3.5段分の補正効果があるということは、シャッタースピードで言うと、2段=4倍、3.5段=11.3倍ですからおおよそ4倍から10倍の補正効果があるということになります。

、、、と、言われてもまだわかりませんよね。

まず第一に、シャッタースピードが速いほど手ブレしにくいということは理解していただけるでしょうか?

などと書いていますが、シャッタースピードってそもそもなんだという話をしないとなりません。
これを書いてるとそれだけで一回分の記事になりそうな量になっちゃうので、今回は思いっきりはしょってしまって、シャッタースピードが速いとちょっとぐらい手が動いていても「とまっているようにみえる」写真が撮れるのだということだけ理解しておいてください。(なんと!?)

先ほど、4倍から10倍の補正効果と書きましたが、これがシャッタースピードに換算してそれぐらい速いスピードのシャッターを切ったかのように写真を撮ることが出来るという意味になるのです。

うむ。これでもまだわかりづらいですね。具体的な数字を出してみることにしましょうか。

さきほど手ブレしている写真を紹介しましたが、この写真を撮ろうとしているのは保育園の体育館。かなり暗いためシャッタースピードを遅くしないと十分に明るい写真を撮ることが出来ません。
撮影時のデータを示していますが、この写真で、シャッタースピードが1/15秒となっています。
補正効果が4倍から10倍ですから、この手ブレ補正の効果によって、1/60秒から1/150秒ぐらいのシャッタースピードで写したと言っても良いように補正してくれるということになるわけです。

でも、やっぱりこの写真はどうみてもぶれています。

となると、手ブレ補正の効果を考える前に、そもそもどれくらいのシャッタースピードがあれば絵が止まるのかと言うことを知っていないと、手ブレ補正の仕様を読み取ることが出来ないことになるわけです。

これは、手ブレ限界シャッタースピードと呼ばれるもので、以下のように言われています。

手ブレ限界シャッタースピード=1/焦点距離 秒

うへぇ。今度は焦点距離なんて言葉が出てきてしまいました。
焦点距離もまじめに書いてると一回分以上の情報量がありますので、ここでは簡単に広角ほど短く、望遠ほど長いと理解しておいてください。
で、先ほどの写真では「300mm(450mm)」とデータを示しているところがその焦点距離の情報となります。
二つ数値があって300mmと450mmとありますが、300mmと言う方がレンズそのものの焦点距離で、450mmと言うのがカメラボディと組み合わせたときに実質的に450mm相当になるという意味になります。

はぁ、それにしても難しいですね。(汗

んで、どっちを見るかと言われると、450mmの方を今は見るのだということにしておいて(なんて適当な)くださいませ。

450mmの焦点距離ですから、先ほどの手ブレ限界シャッタースピードの式に当てはめると、1/450秒と言うのが手ブレ限界シャッタースピードと言うことになるわけです。

先ほど、実際のシャッタースピードが1/15秒で、手ブレ補正の効果を含めて1/60秒から1/150秒ぐらいで撮ったと考えて良いと書きましたが、必要とされるシャッタースピードが1/450秒ですから、最大に補正効果が発揮された場合の1/150秒といえどもまるで足りていないということが分かっていただけるでしょうか?

これが、先ほど紹介した写真が思いっきり手ブレしているように見えている最大の理由となります。

あ、「最大の理由」と書いたとおり、これが全ての理由じゃないんですよ。難しすぎますね。。。そのあたりの話はまた別途。。。

と言うわけで、手ブレ補正機能については現段階で多くのメーカーが競ってはいますが、K100Dの2~3.5段と比較して目を見張るほどに補正が効く様な仕様のものは出てきていないようです。
微妙に4段とか書いているものもありますが、この差は微々たるもの。本当に手ブレ補正が効いて欲しいような状況に対処できるほど手ブレ補正は「強力ではない」のです。

手ブレに関しては、手ブレ補正に頼る以上にしっかりと構えるということの方が実は効果が高いもの。

また手ブレ補正の本来の効果は実はわずかな手ブレによる写真の解像感の低下を抑えるものであって、宣伝されているような「暗いところでも大丈夫」と言うことではないのだということをぜひ知っておいて欲しいと思います。



*EOS 10D
*EF 35-105mm F3.5-4.5
*F4.5
*1/125秒
*ISO-800
*105mm(168mm)

この写真ですが、わずかに手ブレ限界シャッタースピードには足りない状態ですが、手ブレが気にはなっていないかと思います。
手ブレに対処する最良の方法はあくまでも手ブレしないような構え方に手ブレしないようなシャッターの切り方を学ぶことだろうと思います。

実は最初に買う機材を選定する段階で、わたしはこのことをしっかりとは理解していませんでした。
そのため、手ブレ補正は絶対に必要なものだと考えてしまって、キャノンやニコンの一眼レフは完全に対象外にしてしまったのです。
キャノン、ニコンはカメラボディに手ブレ補正を組み込むのではなく、レンズにその機構を組み込んでいます。そのため、全てのレンズにおいて手ブレ補正が効く他のメーカーを選ぼうと考えてしまったわけです。
このあたりの話も別途書かないといけませんね。なんだか書きたいことが増えてしまって困ります。(汗

今回は手ブレ補正について書いてみましたが、まだまだ機種選定の話は続きます。

期待せずに続きをお待ちくださいませ。

最後まで読んでいただいてありがとうございます!
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