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日向 夏生

著者:日向 夏生
あるときはソフトウェア開発会社の社長。またあるときはカメラショップの店長。
コンピュータ大好き、写真大好きのおやじでございます。
カメラの機材ネタやワンコネタ、ついでに親ばかネタと節操なく書きつづります。

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「使用機材について」という題名の割には、なかなか自分が選んだ機材がどんなものかというのが出てきませんね。

どんなのを使っているのかと言う話はまた後日するとして、本日は撮像素子のサイズについてのお話です。
今日も長いです。。。すみません。。。


撮像素子のサイズの部分を気にしている人ってあんまりいないと思うのですが、実はとっても重要なところなんです。
出てくる絵にも直接影響することはそれなりに宣伝されているので知っている人多いと思うのですが、この撮像素子のサイズが手ブレにも影響しているなんてことを考えている人はかなり少ないのではないかと思われます。

と言うわけで、まずはこちらの画像をごらんくださいませ。

撮像素子サイズ


これは、デジタルカメラの心臓部とも言うべき撮像素子のサイズの比較です。
一番大きな外側のサイズが35mmフルサイズと呼ばれる大きさで、順にAPS-H、APS-C、フォーサーズ、1/2.33と五つのサイズを比較しています。

ついでに、この撮像素子に関するいくつかの数値を表にまとめてみました。

長さ比長さ比(逆数)面積比
35mmフルサイズ1.0001.0001.000
APS-H0.7971.2550.634
APS-C0.6641.5050.452
フォーサーズ0.5001.9990.260
1/2.330.1785.6040.033

このうち 1/2.33 と呼ばれるサイズの撮像素子はコンパクトデジタルカメラに使われていると考えてください。
それ以外は、世に言うデジタル一眼レフで使用されているサイズとなります。

この撮像素子のサイズが影響するのはどこかと言うと、現段階では「価格」と言うのが一番はっきりしているところだろうと思います。
もちろんこの撮像素子のサイズだけが価格の要因ではありませんが、かなりの部分を占めていると考えてまず間違いなかろうかと思います。
キャノンの中級機で、35mmフルサイズのEOS 5D Mark IIが価格.com調べで233,800円、同じ中級機のAPS-C判であるEOS 50Dが同じく価格.com調べで93,294円となっており、同じ中級機で比較してもこれだけの価格の差があることがわかるかと思います。

次にこの撮像素子のサイズが影響するのは何かと聞かれると、出てくる絵の美しさといえるでしょうか。
「美しさ」と言われても抽象的で困ってしまいますね。先ほどの表で面積比と言うのが、レンズから入ってきた光をどれくらい受け取ることができるかと言う数値。これがそのまま写真の美しさと考えることができるのです。

厳密に言うとこれから書くことは「うそ」ですが、だいたいの感じをつかんでもらうということであえて「うそ」を書きますのでそのつもりで読んでください。

まずは、画素数が同じであれば、撮像素子全体の面積と個々の画素の面積との比率は同じであることは理解していただけるでしょうか。
この一画素あたりの面積が光を受け取る単位となるのです。
わかりやすいように、ある点をあらわす明るさが30と言う数値だったとしましょう。
先ほどの表に当てはめて考えてみると、この30の明るさを取り込むために、35mmフルサイズの撮像素子であれば、30÷1.000=30回で取り込むことができました。同じことがAPS-Hだと47回、APS-Cで66回、フォーサーズで115回、1/2.33だとなんと909回必要となってきます。

考えて欲しいのですが、バケツで30回水を汲まなければならない量を、コップで909回汲んだとしたら、はたしてバケツで30回汲んだ量とまったく同じとなるでしょうか?
しかも、それをバケツ30回で汲むのとまったく同じ時間でやらなければならないとしたら?

これが、コンパクトデジタルカメラで撮影した画像が荒れやすく、色の情報が失われてしまいやすい原因となります。
多かれ少なかれ撮像素子のサイズが小さくなるにつれて画質は劣化しやすくなります。同じ技術で同じ画素数の撮像素子を作ったとすれば、大きな撮像素子を使用したカメラの方が圧倒的にきれいな絵を取り出しやすくなるわけです。

商店街にて


*EOS 10D
*EF 28-105mm F3.5-4.5 USM
*F4
*1/180秒
*ISO-1600
*53mm(85mm)

上の写真は、2003年発売のEOS 10D、600万画素、APS-Cサイズのカメラで撮影しています。
これよりも新しい2006年発売のコンパクトデジタルカメラ、PowerShot S3 IS、600万画素のカメラでは、ISO-800が限界。ISO-1600では、ほとんど絵の輪郭が失われてしまうことを考えると上の写真がいかに美しく撮影できているかがわかると思います。
3年の歳月をもってしても、APS-Cサイズとコンパクトデジタルカメラサイズの差と言うのはこれほどまでに大きいのだということを知って欲しいと思います。

だって、面積比にして14倍も違うんですからね。。。

ついでに先ほどから「同じ画素数」と言うことわりをいれていますが、これは一ピクセルに対応する面積を言っているので、実は画素数が少なければ少ないほど一ピクセルあたりの面積は大きくなりますから、美しく写すという意味では画素数を上げる必要性はほとんど無いんです。
とかって、書いてもなかなか信じてもらえないんですけどね。。。

さて、次にボケの程度が撮像素子のサイズに影響を受けるという話を書こうと思ったのですが、これはかなりテーマが大きくなりそうなので、次回以降にまわすことにしちゃいます。

んで、手ブレと撮像素子の関連について書いておきます。

手ブレの話はこちら

使用機材について その2

先ほどまで話をしていたのは面積比で絵が美しいとか言う話でしたが、今度の手ブレは長さの比が関係してきます。
手ブレには縦横の動き以外に軸方向の回転ブレまで関係してくる、かなり複雑な話なのですが、ここでは単純明快にシャッターを押して真下にカメラがブレたと考えてもらいましょう。
35mmフルサイズのカメラで1mm分ブレたとするとフォーサーズでは2mm分ブレたのと同じだけの影響があることになるのです。これは長さ比(逆数)と書いた数値を見るとわかります。
これが、1/2.33になるとそのブレの影響は実に5.6mm分にも相当するブレとなって現れてきます。

ここでは、あえてmmと言う単位を使ったのでも分かるとおり、画素数はまったく関係ありません。
単純に撮像素子のサイズに影響を受ける数値となってきます。

以前、手ブレ補正の段数についての話を書いていますが、この長さの比がそのまま段数の比になると聞いたらどう感じられるでしょう?

一番わかりやすいところで、35mmフルサイズとフォーサーズでは完全に一段分(2倍)の差があるということなのです。
つまり、何もしなくとも35mmフルサイズのカメラを使うだけで手ブレ補正が一段分あるということ。

コンパクトデジタルカメラとごくごく一般的と思われるAPS-Cサイズのデジタル一眼レフで比較すると約1.9段分(5.604÷1.255の平方根)の手ブレ補正効果があるのです。

とか書きましたが、実はこの手ブレに関する話にはちょっとした数字のマジックが隠れています。
きっと誰かが指摘するだろうなと思いつつ、本文では書かないでおくことにいたしましょう。

撮像素子が大きくなると出てくる絵はきれいになるは、技術が上がらなくても手ブレ補正効果まで出てくるは、そのメリットは実はかなり大きいのだということを知っておいていただきたいと思います。

問題は、、、、とにかく高いんですよ~!!
こればっかりはどうにもなりません。。。

最後まで読んでいただいてありがとうございます!
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