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日向 夏生

著者:日向 夏生
あるときはソフトウェア開発会社の社長。またあるときはカメラショップの店長。
コンピュータ大好き、写真大好きのおやじでございます。
カメラの機材ネタやワンコネタ、ついでに親ばかネタと節操なく書きつづります。

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前回撮像素子のサイズの話をしましたが、その中で一番出てくる絵に影響が大きい「ボケ」の話を書くことができませんでした。 過去の使用機材についての話は以下の通り。

*使用機材について その4
*使用機材について その3
*使用機材について その2
*使用機材について その1

と言うわけで今回は撮像素子サイズ話の続きです。

まずはこの写真をどうぞ。



*EOS Kiss Digital
*EF28-105mm F3.5-4.5 USM
*F4.5
*1/500秒
*ISO-100
*105mm(168mm)

この写真は、ピントの合っている範囲を思いっきり狭くして、注目させたいイチゴ以外は全部ボケさせてしまう手法を使って撮影されています。
撮影場所はとある住宅街で、背景は見せてもらってもうれしくないような場所。
さらに使われているプランターも雨の跳ね返りで泥がついていてあんまりきれいではありませんでした。
撮りたいのはかわいいイチゴ。
その背景が泥だらけではせっかく自分の感じたイチゴの可愛らしさをこの写真を見た人に伝えることができませんよね。(と、強く同意を求めてみる。(笑))

そんなわけで、ボケをコントロールして、自分の見せたいものを強調するというのは写真のひとつの立派な手法となっているわけです。

撮像素子のサイズの話とこのボケのコントロールの話がどう関係するのかということで以下の表とグラフをご覧ください。
表まで画像にしちゃった(手抜き)ので、携帯な方はごめんなさい。

画像


画像


これはいったい何かと言いますと、計算上ピントが合っているように見える理論上の範囲(被写界深度と言います。ここでは単位をmmとしています)を計算してグラフにしたものです。
どんな計算をしているかなどと言うことはこの際きれいさっぱり忘れてください。どこぞの頭の良い人が計算式を作ってくれたのでありがたくそれをコンピュータで計算しているだけとなります。

さて、この被写界深度は「被写体までの距離」、「絞り」、「焦点距離」に影響を受ける数値です。
撮像素子のサイズがどこに関わってくるかと言うとこの3点のうちの「焦点距離」になってきます。
この三つの要素全てを3次元のグラフにあらわすことはできませんので、この表とグラフでは、絞りについてはF2.8なる数値に固定して計算してあります。
ま、難しいことは抜きにしてこのあたりを全部計算してあると思ってくれればけっこうです。

一番手前の紺色がフルサイズ、赤がAPS-Cサイズの代表としてEOS Kiss Digital、黄色が1/2.33サイズの撮像素子を使っている場合のグラフです。
X軸(横)が、撮像素子から被写体までの距離(撮影距離、単位mm)、Y軸(縦)が計算上ピントが合っているように見える範囲(被写界深度、単位mm)となります。
1/2.33サイズの撮像素子を使ったものでは、3000mm(3m)も離れれば、グラフの描画領域を突き抜けてしまう5m以上被写界深度がありますので、ほとんど目に見える範囲はそれなりにピントが合った状態になっていることが分かります。

早い話が、撮像素子のサイズが大きくなればなるほど、「ボケを強調することが簡単だ」ということを読み取っていただきたいのです。

もちろん、コンパクトデジタルカメラでも、先に示した3要素をきちんとコントロールしてやれば、ボケを楽しむことができないとは言いません。単に「ものすごく制約を受ける」と言うことなのです。

ボケを強調するためには

*できるだけ望遠側を使用する(焦点距離を長くする)
*絞りを開く(小さいF値を使用する)
*被写体に近づく

の三つを実行することになります。

これに加えて、撮像素子のサイズが大きければ大きいほどボケを強調できる幅が広がると知っておいてください。

これは画素数とはまったく関係なく、純粋に撮像素子のサイズだけに影響されます。
ボケを使った作品が作りたいのであれば、撮像素子のサイズが小さいコンパクトデジタルカメラを選ぶという選択肢はないと考えておくべきだろうと思われます。
たとえそれがデジタル処理で背景をぼかすことができるカメラであったとしても。。。

最後まで読んでいただいてありがとうございます!
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